けだるい暑さが続く夏真っ盛りの早朝。
事の発端はこうだ。笠倉出版より好評発売中の「聖銀辞典2」にて我々アッシュインターナショナル『十三自身』編集部は
『十三』の恐るべき効果を皆様にお知らせした。その中で『十三』効果の一端として紹介された「井上 直樹」と言うジゴロがいた。確かに『十三』の素晴らしいパワーによって金と女を手に入れた彼だが、何と彼は『十三』を拾って無断使用していたのだ!これが天国の地獄耳『G』にバレた為に彼は『G』の下僕(ペット)として拷問を受けていた。
更に、雑誌で紹介されたもう一人のミュージシャンに
『十三』を手渡していたシルバー屋の店長「中茎 潤」『十三』の魔力を知り、欲と言う名の魔物に心を蝕まれた彼は、『十三』に群がる人々を相手に『十三』のコピー商品を勝手に販売していた事が正義の悪代官『高蝶 智樹』にバレてしまい、『G』に引き渡されこれまた下僕(奴隷)に。

そして更なる「金」と「女」を目指す
『G』がこの2名に試練として強制労働を命じた。これが『十三』ツアー2002夏の陣である!日本全国制覇を目論む『G』は手始めに東海道制覇として今回のツアーを企画。目的は勿論「金」と「女」。そして各地の名産物(うまいもの)。頼り無い2名を使ってこの指令が成されるかを我々アッシュインターナショナル『十三自身』編集部が迫った撮った6日間!『G』の指令を成し遂げ、果たして2名は「男」となれるのか…。

十三ツアー潜入取材記録:8/5
AM4:00。
東京下町の江東区大島の中でもゴミ溜めに等しい店『REFUSE』に男達が集結していた、否!男と呼ぶには相応しいとは言えない者が2名程。『REFUSE』店内ではせわしなく準備が続いている。そう、この空間から灼熱の『十三』ツアー2002夏の陣が始まる。

これからの戦いの為の準備を黙々と続ける下僕共。

AM6:00
なんだか嫌々ワゴンに荷物を積み終えると下僕共は車に乗り込んで発進した。どうやら後部座席に潜んでいる私には気付いていないようだ 。まあ、長年記者をしている
と潜入取材などは何回も経験している。いまではスパイ養成学校特別講師として呼ばれる程になった私が下僕ごときに気付かれるはずも無いがないがな。

PM12:00
ようやく車が停止した。どうやらここが最初の目的地らしい。ここは静岡県清水市。むう、最初の地はここであったか!となると行き先は……やはりここか!
『GOLDEN CAMEL』!ここは言わずとしれた『十三』静岡支部。『十三』をいち早く販売し出した、いわば『十三』の老舗である。オーナーの小林氏はバイクをこよなく愛し、日夜バイカー達に『十三』を広めようと努める『十三』にまつわる『漢』
である。ここ『ゴールデンキャメル』で下僕達は何をしようと言うのか!?
しかし!その時、信じられない出来事が!?なんと『GOLDEN CAMEL』は閉まっている!まだ開店前なのだろうか?
潤「あれ?閉まってンよ。どーしよ。」
直樹「しゃーないから、茶ーでもします?」
潤「そだね。」
下僕共はそんなことを言うと再び車に乗り込み走り出した。わざわざ東京から来たのに開店時間もわからずに無駄足か?どうやらアポをとって無いらしい。このツアー
は単なる『十三』取扱店の挨拶回りの旅なのだろうか。とあるケーキ屋に到着。ケーキをほうばりつつ打ち合わせか?
直樹「ヤバい、このケーキうますぎですね。」
潤「何?ここコーヒー飲み放題じゃん!すごくね?」
直樹「いやーここはくつろげますね。」
潤「いやこのチョコがまた…。」
ぜんぜん打ち合わせをしていない!すっかりくつろいでいるではないか!きゃつらの目的とは一体!?
「ハ〜イ、チュウモク〜。」
いままで一言も喋らず、その存在すら忘れかけていた運転手が口を開いた。
運「ミナサンニ『G』カラシレイガトドイテマ〜ス。」
皆さんって二人しかいないじゃん…って、何!?『G』からの指令だと!むう、遂に『G』が動いたかっ!!これでこのツアーの目的が解るかもしれん!私は危険を承知で彼らに接近した。運転手が一枚の紙を取り出した。
運「コレデ〜ス。」
はっ!ここだ!!ここでキメるんだ!!くらえ、シャッターチャンス!パシャッ。

指令1:「ギャル 浜松 ウナギ」

なんだこれは。暗号か?どういう意味?十三と何の関係があるのだ?いやっ『G』の事だ、何か深い意味があるのだろう。浜松…次の目的地か!?余計な事は考えずに黙って付いて行った方が良さそうだ。再びワゴンに乗り込み発進した。恐らく浜松に向かって。

PM5:00
気分が滅入る頃、浜松に到着。速攻でナンパ。いきなりシカトされる下僕共。再度ナンパ。哀れ撃沈。めげずにナンパ。ようやくギャル・2人GET!!速攻ワゴンに連れ込む。意気揚々と発進。車内では会話がはずんでいる。どうやらウナギ屋に向かっている模様。しかし、次の瞬間!信じられない真実に衝撃が走った!!語尾に「〜らー。」だの「〜だに。」と方言で喋っているので全ては聞き取れないが、なんと浜ッ子ギャル・が言うには地元の人はあまりウナギを食べないらしい。それには下僕共も驚いた。私も密かの驚いた。浜ッ子は三度の飯よりウナギが好きだと思っていたのに。真実に意気消沈し、暗いムードのままウナギ屋に到着。そして、運転手を残し4人はウナギ屋に入って行った。
一時間程たったその時!突然、下僕共がウナギ屋から猛ダッシュで飛び出してきた!何事だ!速攻でワゴンに乗り込むとホイルスピンをカマシながら急発進!ウナギ屋からギャル・二人が何やら叫んでいるがそんな事はお構い無しで、ハイスピードでウナギ屋を後にした。
直樹「いや〜ウナギ旨かったね。」
潤「最高ですぃたな・」
直樹「東京のウナギとは質が違うね〜。」
潤「オゴってもらっちゃったしね。かなり満足なんだけど。」
さっきの状況からしてどう考えてもギャル・を置き去りにして食い逃げしたとしか思えんが…。とりあえず、『G』の指令は「ギャル・とウナギを浜松で食え」という事だったのか!?いったい『G』は何の為にこのような指令を?次の指令はいったい!
そうして最初の夜はふけていった。

十三ツアー潜入取材記録:8/6
AM10:00
「ギャルとウナギ」を完了した翌日。下僕共は浜松駅前にて荷物を広げ露店開始。しかし、商品並べは超テキトーで売る気が全く見られない。どうやら『十三』を餌にナンパをするつもりだ。開始から3分もしないうちに「ジゴロ井上」のテクニックにより女の子2名が掛かった模様。まだ、高校1年生の2人組を相手に本気でラッシュをかける下僕共。特に「ジゴロ井上」は『十三』をネタに婚約まで取り付けるジゴロっぷりを見せる。しかし、話が盛り上がっている所に次なる指令が!

指令2:「名古屋のギャルにミャーミャー言わす」

ミャーミャー?言うか?仕方なく車に乗り込み浜松を後にする。が、名古屋への道を間違え、小1時間ほど山道をうろうろと彷徨う。

PM1:00
浜名湖のP.Aで休憩。ここで下僕共の撮影に成功!下僕共は「アメリカンドッグ」をほうばる中、運転手は「ウナギバーガー」にチャレンジ。かなりピザ風味でまずいらしい。

休憩中につい時代遅れのギャル男ピースをブチかます下僕共。

PM5:00
夕方「名古屋駅」に到着。かなりメロウな気分に浸っていた下僕共も目をギラつかせナンパスポットを捜している。まるで1週間餌を与えられていないドーベルマンさながらである。名古屋栄町にてナンパスポットと風俗街を発見した下僕共は、腹ごしらえに「名古屋コーチン」を食しながら映画「バイオハザード」のミラ・ジョボビッチがカワイイかカワイくないかでモメる!
直樹「これカワイくね!?」
潤「いやキチョイでしょ!!」
直樹「どこがだよカワイイだろ!!」
女の話題でヒートアップした後はナンパへ。




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